ふえ【笛】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一管 (いっかん) 、一個(いっこ)

解説

「管」は尺八・笙 (しょう) などを数える語です。ホイッスルは「本」「個」で数えます。
⇒がっき(楽器)

意味

①吹いて鳴らす楽器の一種。中空の竹、木、角、骨、石、金属などに孔をうがって製し、一孔(歌口)から息を吹き、普通は指で他孔を開閉して音律を調えるが、指孔のないものもある。縦笛・横笛のほか岩笛、(けん)なども含まれる。

*日本書紀〔720〕継体二四年一〇月・歌謡「枚方ゆ 輔曳(フエ)吹き上る 近江のや 毛野の若子い 輔曳(フエ)吹き上る」
*大日経義釈延久承保点〔1074〕八「彼声を廻して角(フエ)に入れ」
*尋常小学読本〔1887〕〈文部省〉一「太郎は、をぢよりふえをもらひ、二郎は、又たいこをもらひました」
 
②篳篥(ひちりき)などに対し、特に横笛の称。
*平家物語〔13C前〕四・大衆揃「此宮は蝉をれ、小枝ときこえし漢竹の笛をふたつもたせ給へり」
*説経節・をくり(御物絵巻)〔17C中〕二「みそろがいけの大じゃは、このふえのねをきき申、あらおもしろのふえのねや」
 
③喉笛(のどぶえ)。気管。
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕七「吭 唐韻云吭〈胡郎反又去声 鳥乃不江〉鳥喉也」
*太平記〔14C後〕二六・楠正行最期事「楠次郎眉間ふえのはづれ射られて」
*浄瑠璃・仮名手本忠臣蔵〔1748〕四「切先にてふゑ刎切、〈略〉どうどまろび息絶れば」
*高瀬舟〔1916〕〈森鴎外〉「横に笛を切ったが、それでは死に切れなかったので」

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