ふいご【鞴・吹子・吹革】

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数え方(読み方)・単位

一台(いちだい)、一口(いっこう)

解説

「口 (こう) 」は口から空気や水を噴き出す器具を数える語です。

意味

①(「ふいごう(鞴)」の変化した語)火をおこすのに用いる送風器。古代から金属の精錬や加工に使用された。革袋に始まり、長方形の箱に気密にとりつけたピストンを往復させて風を押し出す日本固有のものや、手風琴形のものなどがあり、足で踏む大形のものは踏鞴(たたら)という。ふいがわ。ふきがわ。

*羅葡日辞書〔1595〕「Follis 〈略〉Fuigo (フイゴ)」
*乾坤弁説〔1656〕亨・二一「又火吹玉と云物あり、内に水を入て火中にて焼く時、口より気を吹出すが如し、吹革(フイゴ)の口より気を吹出すも此意也」
*仮名草子・浮世物語〔1665頃〕二・三「吹革(フイゴ)の柄を足に挟み、炭掻き寄せて吹立て」
*尋常小学読本〔1887〕〈文部省〉五「鍛冶は、火の中に鉄を入れ、ふいごにて火を吹き」
 
②(「ふいごまつり(鞴祭)」の略)「ふいごうまつり(鞴祭)」に同じ。
*洒落本・よるのすかかき〔1764〜72頃〕「霜月十五日八日は火焼( フイゴ)」
 
③盗人仲間の隠語。

(イ)男女の性器または性行為をいう。〔日本隠語集{1892}〕

(ロ)窃盗にはいろうとしたとき、家内の者が交合中であることをいう。〔日本隠語集{1892}〕

(ハ)門戸の錠を破壊することをいう。〔隠語輯覧{1915}〕

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