ふみだい【踏み台】

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数え方(読み方)・単位

一台(いちだい)、一個(いっこ)

解説

意味

①足場にする台。高い所の物を取ったり、高い所に上がったりするときに用いる足つぎの台。足つぎ。ふみつぎ。

*俳諧・みとせ草〔1697〕「屏風ひらいて太子伝説〈湖月〉 踏台を割ればきゃらなり蔵さがし〈荷月〉」
*洒落本・青楼昼之世界錦之裏〔1791〕「さも居合ぬきの踏台(フミダイ)のごとく、傍には輪切の乳柑(くねんぼ)の皮の下に、杉箸の折二本」
*歌舞伎・歳市廓討入〔1863〕「さうださうだ、一本歯の足駄を履くか、踏台(フミダイ)にでも乗らにゃあ勝たれねえ」
*絵合せ〔1970〕〈庄野潤三〉六「細君は腰かけを踏み台にして」
 
②(比喩的に用いて)目的達成のために一時的に利用するもの。足がかり。こしかけ。
*滑稽本・浮世床〔1813〜23〕初・下「今の世の中はむかしの事を踏台(フミダイ)にして段々その上へその上へと登って往くかたち」
*小さき者へ〔1918〕〈有島武郎〉「お前たちは遠慮なく私を踏台(フミダイ)にして、高い遠い所に私を乗り越えて進まなければ間違ってゐるのだ」
 
③物を回転させたり動かしたりする動力源として繰り返し踏み続ける板。ペダル。
*子を貸し屋〔1923〕〈宇野浩二〉一「ガラガラとミシンの踏み台をふみながら」

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