ふんどう【分銅】

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数え方(読み方)・単位

一個(いっこ)

解説

意味

①秤で重量を測定するとき、重量の標準として用いるおもり。多く金属製で筒形、釣鐘形のもの。法馬(ほうま)。ふんどん。
*文明本節用集〔室町中〕「分斗 フンドウ 秤」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Fundô (フンドウ)」
*滑稽本・風来六部集〔1780〕飛だ噂の評「あちらの物よりこちらの称錘(フンドウ)が重き故」
*物理学術語和英仏独対訳字書〔1888〕〈山口鋭之助〉「Fundo. Weight 〈略〉分銅」
 
②①の形に鋳造した金や銀の塊。蓄えて非常の時の用に備えたもの。
*太閤記〔1625〕七・金賦之事「金銀を多く分銅にし給ひし事も」
*浄瑠璃・薩摩歌〔1711頃〕上「京者の正じんお屋敷がたは新ふんどう」
*三貨図彙〔1815〕附録・一「今後藤家にて造る分銅十匁は、銘に一両とあり」
 
③(裏面に(1)の形が鋳込まれているところから)南鐐の二朱銀の俗称。
*風俗画報‐五三号〔1893〕漫録「東京にては大抵分銅(フンドウ)を看板にすれど、此地(ここ)にては寛永通宝の銭形を以てせり」
 
④おもりとしたり均衡をとったりするためにつりさげなどしたもの。
*煤煙〔1909〕〈森田草平〉一「潜りを押さうとしたが、分銅の具合が悪くて開かない」
*桐の花〔1913〕〈北原白秋〉昼の思「壁にかけた玩具の木時計が可笑しさうにお尻の分銅を動かし乍ら今三時を点つ」

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