ふたば【二葉・双葉・両葉】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一枚 (いちまい)

解説

芽は「本」、葉は「枚」で数えます。

意味

①草木などの発生段階で最初に出る葉、すなわち子葉。最も普通に見られる植物が、二枚の子葉を有する双子葉植物であるところから、他の植物についても用いられる。《季・春》

*後撰和歌集〔951〜953頃〕夏・一八三「ふた葉よりわがしめゆひし撫子の花のさかりを人に折らすな〈よみ人しらず〉」
*土井本周易抄〔1477〕四「は地より出生して二葉になるを云ぞ」
*俳諧・続深川集〔1791〕「ばせを植てまづにくむ荻の二ば哉〈芭蕉〉」
*日本読本〔1887〕〈新保磐次〉五「蟹が植ゑたる柿の種は初め二葉の芽を生じ」
 
②人のまだ幼少の頃をいう。
*元輔集〔990頃〕「ふた葉にてみしおもかげもかはらぬにわかなつみける今日にあふ哉」
*浜松中納言物語〔11C中〕二「心ばかりは、ふたばより、上なき位にもと、思しかしづきしかひなかりける世なりかしやと」
*更級日記〔1059頃〕「ふたばの人をも思ふさまにかしづきおほし立て」
*うたたね〔1240頃〕「仏の御心の中恥づかしけれど、ふたばより参り慣れにしかば、すぐれて頼もしき心地して」
*苔の衣〔1271頃〕一「いまだふたばよりさまことに」

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