カッター【cutter】

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数え方(読み方)・単位

①一艘 (いっそう) 、一艇 (いってい)
②一本(いっぽん)

解説

①艦船に積み込まれる大型のボートのことで、「艘」「艇」で数えます。
⇒ふね(船)

②物を切る道具は「本」で数えます。刃は「枚」で数えます。

意味

①切ったり削ったりする道具。紙などを切る裁断器、切り削りのための工具の刃など。
*海に生くる人々〔1926〕〈葉山嘉樹〉三九「高速度鋼のカッターは」
*音引正解近代新用語辞典〔1928〕〈竹野長次・田中信澄〉「カッターCutter 英 截断機」
 
②船の一種。

(イ)軍艦、汽船などに積み込まれる、オールを備えた大型のボート。帆を張ることもできる。端艇(たんてい)。
*東京日日新聞‐明治二六年〔1893〕五月二八日「第三カッター乗組員の生死は勿論、カッター其物の漂着処すら未だ知らざりしなり」
*愛弟通信〔1894〜95〕〈国木田独歩〉敵艦広丙号捕獲詳報「五十余名は汽艇大艇第一第二カッターの各端艇に乗組み」

(ロ)ヨットの一種。
 
③レコード製作工程で、レコード盤に音溝をきざむ機械。
 
④映画で、撮影したフィルムを編集する人。
*アルス新語辞典〔1930〕〈桃井鶴夫〉「カッター Cutter 〔映画〕映画の校訂者」
 
⑤「カッターシャツ」の略。
*道〔1962〕〈庄野潤三〉三「主人は今でも私が胸の明いた服を着ると厭がります。カッターでも、第一ボタンと第二ボタンの間にスナップを附けさせます」
*畜生塚〔1970〕〈秦恒平〉四「真白な飾りけのないカッターの胸もとを軽くくつろげ」

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