がいこつ/ガイコツ【骸骨】

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数え方(読み方)・単位

一体(いったい)

解説

⇒ほね(骨)

意味

①からだの骨。骨組み。骨格。

*随筆・秉燭譚〔1729〕四「骨殖のこと 字彙、正字通等、ただ貨殖封殖の義ありて他の注なし。按ずるにこの字に骸骨の義あり」
*俳諧・鬼貫句選〔1769〕上・春「骸骨のうへを粧て花見かな」
*随筆・雲萍雑志〔1843〕一「有馬に湯あみせし時、日暮れて、湯桁の中に耳、目、鼻のなき痩法師の、〈略〉さうさう湯あみして、出行く姿、骸骨の絵にたがふところなし」
*政党評判記〔1890〕〈利光鶴松〉一・三「元来政党は骸骨のみの法律によりて生産し、発育するものに非ずして、専ら有志者の愛国心に薫陶せられ、生育するものなり」
 
②肉が腐ってなくなり、骨だけになった死体。むくろ。死骸。

*今昔物語集〔1120頃か〕一四・三「鍾を取去て僧を見れば、僧、皆、焼失て、骸骨尚(なほ)し不残ず、纔(わづか)に灰許り有り」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Gaicot (ガイコツ)。シガイ ホネ〈訳〉死骸の骨」
*俳諧・続猿蓑〔1698〕秋「骸骨どもの笛鼓をかまへて能する処を画て」
 
③勤めなどを終えたあとの、役立たなくなった身をたとえていう。→骸骨を乞う。
*洒落本・青楼昼之世界錦之裏〔1791〕「年(ねん)のあくるもちかければ骸骨(ガイコツ)のすて所にまごつかぬやうにしな」

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