がくい【学位】

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数え方(読み方)・単位

一種 (いっしゅ) 、一つ(ひとつ)

解説

「日本には学士・修士・博士の3種の学位がある」「彼女は修士の学位をふたつ持っている」といったように用います。

意味

①「がくし(学士)(3)」に同じ。
*文部省雑誌〔1875〕「諸外国、大学校及び学位称号」
 
②({英}degree {ドイツ}Grade の訳語)
学術上、一定の業績または能力を示した者に対し、一定の機関が審査した結果与える称号。旧制では、論文を提出し、文部大臣の認可によって大学の与える博士号。現在では、博士、修士、学士の三種がある。

*露団々〔1889〕〈幸田露伴〉一二「財産を相応にもって居る人、学位(ガクヰ)を持て居る人」
*吾輩は猫である〔1905〜06〕〈夏目漱石〉四「博士論文でも呈出して、博士の学位を受ける」

語源

①中世ヨーロッパにおける大学の発生、発展とともに次第に制度化されていったもので、明治初期、欧米諸国の学位制度が日本に導入された時には、「位級」「等級」などと訳されていた。
 
②①の挙例「文部省雑誌」のように当初は今でいう「学士」を指しており、明治一二年(一八七九)、東京大学三学部の学位授与式では、卒業生に学位として「学士」が与えられた。同二〇年、学位令が公布され、それによって、学位はもっぱら「博士」に限られることになった。

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