がくねん【学年】

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数え方(読み方)・単位

一学年(いちがくねん・ひとがくねん)、一級(いっきゅう)

解説

「級」はやや古い数え方です。会話などで学年差をいう場合、「つ」「個」なども用います。例:「彼女は1個上の学年だ」

意味

①学校で規定した一年間の修学期。現在の日本では通常、四月に始まり、翌年三月に終わる一年間。

*日本大辞書〔1892〜93〕〈山田美妙〉「がく・ねん 名。(学年) 漢字音。今ノ学校ノサダメ。一定ノ時日ノアヒダヲ一ツノ級ニ配スル、其配当ノ一年間ノトナヘ。〈略〉ハジメハ東京大学(今ノ帝国大学)カラ主ニ用ヰ出シテ、次第ニ今日ノヤウニ普通ニナッタモノ」
*小学校令施行規則(明治三三年)〔1900〕二五条「小学校の学年は四月一日に始り翌年三月三十一日に終る」
*足跡〔1909〕〈石川啄木〉「今日から明治四十年度の新しい学年が始ります」
 
②年間に修得する教科の段階。
 
③入学年度などによって区別する学生、生徒、児童の集団。
*太政官〔1915〕〈上司小剣〉六「此処は何学年の教室であったか」

語源

①は英語school year の訳語か。明治一七年(一八八四)に改正された東京大学予備門の入学年齢の規定に「入学後一学年以内には徴兵適齢に至らざるものに限る」という表現があり、このころまでには、「学年」が正式な用語として用いられていたことが知られる。
 
②③の用法は、同じ東京大学予備門の入学年齢の規定に「第十条 第一年級最下級に入るべき者は」とあり、古くは「年級」が用いられていたらしい。(3)の意味の「学年」が一般化したのは、大正期以降のことか。

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