がんしょ【願書】

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数え方(読み方)・単位

一枚 (いちまい) 、一通(いっつう)

解説

意味

①(古くは「がんじょ」か)神仏への祈願の趣旨を記した文書。願文(がんもん)。

*宇津保物語〔970〜999頃〕菊の宴「この君のわざをするぐはんしょに、おやの心かはりたるにより、一人あるをのこ、いたづらになしたることをおもしろうつくれり」
*保元物語〔1220頃か〕中・朝敵の宿所焼き払ふ事「宸筆の御願書を、七条の座主の宮へまゐらっさせましましければ、座主此御願書を、大宮の神殿にこめて、肝胆を砕て祈り申させ給しかば」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Guanjo (グヮンジョ)〈訳〉書付けによる祈願」
*幸若・大臣〔室町末〜近世初〕「うさの宮にまいり、七日籠り願書をかいてこめさせ給ふ」
 
②許可を得るために差し出す書類。特に入学願書の意味に用いることが多い。

*福翁自伝〔1899〕〈福沢諭吉〉大阪修業「今度出るには藩に願書(グヮンショ)を出さなければならぬ」
*思出の記〔1900〜01〕〈徳富蘆花〉二・三「願書もない。入塾試験もない。最早(もう)此れで僕は一躍して西山塾の一生となったのである」
*最後の一句〔1915〕〈森鴎外〉「願書(グヮンショ)を書いてゐるうちに、まつが寐入ったので」

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