がらくた【瓦落多/我楽多】

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数え方(読み方)・単位

一片 (いっぺん) 、一個(いっこ)、一つ(ひとつ)

解説

意味

(「がら」は物が触れあう音、「くた」は「くち(朽)」のなまりとも、「あくた(芥)」の略ともいう。「瓦落多」「我楽多」はあて字)

①価値や用途のない雑多な品物。半端物。がらくたもの。がらくた道具。がらくたるい。

*歌舞伎・御摂勧進帳〔1773〕二番目「大儀ながら、そのがらくた、こっちへ持って来て下さい」
*雑俳・川傍柳〔1780〜83〕四「がらくたを干てる嫁の美しさ」
*滑稽本・東海道中膝栗毛〔1802〜09〕五・上「なにかがらくたがしこたまあげてあるよふす」
*黴〔1911〕〈徳田秋声〉二「少し許りのがらくたが、其男の親類の家に預けてあった事を想出して」
 
②(人をののしっていう)つまらない人間。価値のない人。やくざもの。

*浄瑠璃・頼政追善芝〔1724〕三「ヤアがらくため、己が分際一人の思ひ立ちでは有まじ」
*洒落本・卯地臭意〔1783〕「ヱヱ、はんながらくためをほはがって、此土地へしゃうべへに出られるものかへ」
*歌舞伎・浮世柄比翼稲妻(鞘当)〔1823〕大切「うぬらのやうながらくたが、うぬらうせていぢめたとて」

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