ガラス【glas】

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数え方(読み方)・単位

一枚 (いちまい) 、一個(いっこ)、一本(いっぽん)、一点(いってん)

解説

ガラス板は「枚」で、ガラス製品はその形状に応じて「個」「本」「点」などで数えます。

意味

①かたく、もろく、透明な物質で、通常、珪砂(けいさ)、炭酸ソーダ、石灰などを混ぜて高温で溶かし、急冷して製したもの。色ガラスは金属の酸化物を混ぜて製する。酸化コバルト(藍色)、酸化マンガン(紫色)、酸化第一銅(赤色)、酸化第二銅(金・緑色)などを用いる。建築材料や食器、瓶(びん)そのほか多くの器具に作られ、用途は広い。古くは、これでできたものをもガラスと呼んだこともあった。玻璃(はり)。ビードロ。ギヤマン。

*物類品隲〔1763〕一「雲母 和名きらら。〈略〉蛮産、上品。紅毛語、あらびやがらあすと云。〈略〉がらあすは硝子を云」
*蘭説弁惑〔1799〕上「硝子を古来より『びいどろ』といふは、和蘭語にあらず。〈略〉おらんだにては『がらす』といふなり」
*和訓栞〔1777〜1862〕「びいどろ 硝子の蛮語なり。〈略〉紅毛語にはがらあすといふ」
 
②「ガラスうつし(─写)」の略。
*安愚楽鍋〔1871〜72〕〈仮名垣魯文〉二・歌妓の坐敷話「むかふの写真屋へみんなをつれておしあがってげいしゃとも七人いちどにガラス一枚へうつさして」
 
③もろく、こわれやすいもののたとえにいう。「ガラスのハート」

語源

①江戸時代は、もっぱら「ビードロ」が用いられ、のちには「ギヤマン」も使われたが、「ガラス」が一般化し、「ビードロ」「ギヤマン」を追いやった。
 
②はじめは板ガラスを指しており、ガラス一般の意で広く用いられるようになるのは、明治時代になってからである。「硝子」という表記も、最初は「ビードロ」に当てたもので、のちに「ガラス」と読むようになった。

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