かば/カバ【河馬】

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数え方(読み方)・単位

一頭(いっとう)

解説

⇒どうぶつ(動物)

意味

カバ科の哺乳類。体長約三・五メートル、体高約一・五メートル、体重二〜三トン。体は肥大し、頭がきわめて大きく、四肢(しし)は短い。全体に褐色で、体毛はほとんどなく、皮膚は厚い。頭頂に目が突き出ていて、口は大きく幅広い。日中は水中に体を沈め、目と鼻だけを水面上に出して休息している。夜になると、陸上で草を食べる。アフリカのサハラ砂漠以南の川や湖の付近にすむ。かわうま。学名はHippopotamus amphibius
  
*改正増補英語箋〔1872〕「河馬 カバhippopotamus 」
*百工開源〔1886〕〈石川千代松〉「河馬(カバ)を獲る器械」
*改正増補和英語林集成〔1886〕「Kaba カバ 河馬」
*海潮音〔1905〕〈上田敏訳〉象「巨大の河馬(カバ)の嘯きて」

語源

①「河馬」の表記は、「道訳法爾馬」(一八一六)や「和蘭字彙」(一八五五〜五八)に見えるところから、オランダ語の nijlpaard (nijl =ナイル河、paard =馬)を直訳したものと考えられる。しかし、読み方は明確ではなく、例えば「改正増補和訳英辞書(薩摩辞書)」(一八六九)には「カワムマ」の振り仮名がある。
 
②「カバ」と明記したものは、挙例の「改正増補英語箋」が早く、国語辞書にも「かば 河馬」が掲載されるようになるのは明治四〇年(一九〇七)以降。ちなみに、河馬が日本に初めて入って来たのは同四四年で、上野動物園がドイツから輸入した。

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