かご【駕籠】

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数え方(読み方)・単位

一挺 (いっちょう)、一丁(いっちょう)、一台(いちだい)、一具 (いちぐ)

解説

肩にかついで運ぶ駕籠は「挺(丁)」で数えます。また、「台」で数えることもあります。「具」は必要なものを備えることを表し、一揃 (ひとそろ) いの用具を数える語です。

意味

乗用具の一つ。竹製または木製の、人の乗る部分を一本の長柄の中央につるし、前後から担いで運ぶものの総称。中世頃から行なわれ、江戸時代に広く普及した。乗る人の家格、職種、場所などによって、乗物、垂れ駕籠、四つ手駕籠、山駕籠、辻駕籠、道中駕籠など多くの種類がある。特に江戸時代では武家、公家、僧侶などの乗る特製のものを乗物(のりもの)というのに対して、竹組みの粗製のものをいう。
 
*建武年間記〔南北朝頃〕「此比都にはやる物〈略〉関東武士のかご出仕」
*鹿苑院殿厳島詣記〔1389〕「十一日〈略〉御前の浜の鳥居のほとりよりかごにて御舟にうつらせ給へり」
*浮世草子・近代艷隠者〔1686〕二・三「あたへあれば駕(カゴ)に乗て心のおもむくにまかせ」
*歌舞伎・韓人漢文手管始(唐人殺し)〔1789〕二「残らず駕籠(カゴ)の垂(たれ)を上げて」

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