かいまき【掻巻/掻い巻き】

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数え方(読み方)・単位

一枚(いちまい)

解説

綿が入った夜着のことで、「枚」で数えます。

意味

(「かい」は「かき」の変化した語)
 
綿を薄く入れた小さい夜着(よぎ)。《季・冬》
*御湯殿上日記‐天正一六年〔1588〕五月五日「かいまきの御ふくまいる」
*滑稽本・東海道中膝栗毛‐発端〔1814〕「戸だなよりやぶれぶとんにかいまきなどとりいだす所に、おもての戸をトントントン」
*人情本・春色辰巳園〔1833〜35〕三・三条「彼丹次郎は風(ふ)と立(たっ)て、押入の戸を明け抱巻(カイマキ)を出して、米八(よねはち)が裾の方からそっとかけてやり」
*随筆・守貞漫稿〔1837〜53〕一三「江戸にても臥具に用ふは綴糸あり、号てかひまきと云。掻巻也。小民は燕居にも又近隣他出着にも此かひ巻を着す者もあり、かひ巻は乃ち夜巻の僅に小形にて綿も僅に薄きを云也。然れどもどてらよりは聊か大形にて厚き物を云也」
*福翁自伝〔1899〕〈福沢諭吉〉幼少の時「毎晩掻巻(カイマキ)一枚着て敷蒲団も敷かず畳の上に寝ることを始めた」

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