カイロ/かいろ【懐炉】

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数え方(読み方)・単位

一個(いっこ)

解説

使い捨てカイロは「枚 (まい) 」で数えることもあります。

意味

ふところに入れて胸や腹などを暖める器具。金属製の小箱の中に火をつけた懐炉灰を入れ密閉して用いる箱型懐炉、燃料にベンジンを用いる白金懐炉、振ることによって発熱をおこす鉄や活性炭を利用した使い捨て懐炉などがある。《季・冬》
 
*浮世草子・西鶴織留〔1694〕一・二「銅細工(あかがねざいく)する人をかたらひ、はじめて懐炉(クヮイロ)といふ物を仕出し、雪月比より売ける程に」
*俳諧・華実年浪草〔1783〕冬・一「懐炉(ク〓イロ)。〈略〉懐炉は湯婆(たんほ)温石之類、病身虚弱之人冬日煖〓懐之炉也」
*寒山落木〈正岡子規〉明治二九年〔1896〕冬「三十にして我老いし懐炉哉」
*永日小品〔1909〕〈夏目漱石〉火鉢「眼が覚めたら、昨夜抱いて寝た懐炉(クヮイロ)が腹の上で冷たくなってゐた」

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