かけばん【懸け盤】

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数え方(読み方)・単位

一膳 (いちぜん) 、一前 (いちぜん)

解説

晴れの儀式に用いる膳の一種で、古くは「前 (ぜん) 」で数えました。

意味

台盤の一種。大きく格狭間(こうざま)を透かした台に折敷(おしき)をのせたもの。江戸時代には、格狭間が小さくなり、折敷を取りつけて形式化している。
 
*枕草子〔10C終〕三五・小白河といふ所は「まだ講師ものぼらぬ程かけばんして、何にかあらん、ものまゐるなるべし」
*源氏物語〔1001〜14頃〕若菜上「院の御前に、浅香のかけばんに、御はちなど、むかしに変りてまゐるを」
*驢嘶余〔室町末〕「懸盤。面皆朱、縁も外の方黒し。脚已下全体黒し。銅にめっきあり」
*俳諧・うたたね〔1694〕「掛盤と君おぼしめせ山折敷」
*洒落本・通言総籬〔1787〕二「さんぼうの盃台、かけばんなをしてある」

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