数え方(読み方)・単位
一枚(いちまい)
解説
⇒ふとん(布団)
⇒しんぐ(寝具)
意味
寝るとき、からだの上に掛けるふとん。かけぶすま。かけ。敷き蒲団。《季・冬》
*いさなとり〔1891〕〈幸田露伴〉三八「暑ければ別段掛け蒲団(ブトン)にも及ぶまい」
*カズイスチカ〔1911〕〈森鴎外〉「掛布団(カケブトン)もない寝台の上でその儘待てとは女の心を知らない命令であったかも知れない」
*行人〔1912〜13〕〈夏目漱石〉兄・三八「赤い蒲団を二枚重ねて其上に縁を取った白麻の掛蒲団(カケブトン)を胸の所迄行儀よく掛けてゐた」