かきあげ【掻き揚げ/掻上/掻揚】

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数え方(読み方)・単位

一枚(いちまい)

解説

細長いエビやアナゴのてんぷらは「本」で数えます。かき揚げは「枚」で数えます。料理として数える場合は「皿」「品」などを用います。
⇒天ぷら(てんぷら)

意味

(動詞「かきあげる(掻上)」の連用形の名詞化)
 
①上の方へひきあげること。寄せ集めてきて上に積むこと。
 
②灯心などをかき立てて、明るくすること。
 
③「かきあげじろ(掻揚城)」の略。

*評判記・色道大鏡〔1678〕一二「肥前国嶋原陣落去の砌(みぎり)として、郭の構へ一郭一門にして、四方按揚(カキアケ)の堀なるが有馬の城に似たりとて、かくいひしときけど」
*書言字考節用集〔1717〕「堡障 カキアゲ〔広韻〕小城也〔礼記註〕県邑小城曰堡」
*武家名目抄〔19C中か〕居処部・掻揚城「武者物語云金沢の城主前田又左衛門尉利家は〈略〉三田山にかきあけを構へ岡島備中といふ侍を百騎はかりにして指置給ふ」
*改正増補和英語林集成〔1886〕「Kakiage カキアゲ〈訳〉胸壁、城壁として築かれた土」
 
④雅楽の羯鼓(かっこ)の打ち方の一つ。強く、細かく打って、調子を少し速くするもの。掻下(かきさげ)。
 
⑤てんぷらの一種。貝柱、白魚、細かく切ったイカ、サクラエビなどを衣でつないで油であげたもの。
*巷談本牧亭〔1964〕〈安藤鶴夫〉ある初夏に「こんがり、かき揚げが揚がっててよ」

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