かきね【垣根】

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数え方(読み方)・単位

一枚(いちまい)

意味

①垣と地面の接するあたり。垣のもと。また、屋敷や庭などの区画として設ける囲い。現在では、一般に竹で編んだものや、木を植えたものなどをいう。垣。

*万葉集〔8C後〕一〇・一九八八「うぐひすの通ふ垣根(かきね)の卯の花のうき事あれや君が来まさぬ〈作者未詳〉」
*蜻蛉日記〔974頃〕下・天延二年「ふゆごもり雪にまどひし折すぎてけふぞかきねの梅を尋ぬる」
*源氏物語〔1001〜14頃〕夕顔「花の名は人めきて、かうあやしきかきねになん咲き侍りける」
*海道記〔1223頃〕京より大岳「竹の編戸の墻根には卯花さきすさみて」
*新撰菟玖波集〔1495〕雑・一「七夕のあふのちのあきかぜ めにたてぬかきねの梶の葉は落て〈智蘊〉」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Caqine (カキネ)」
*俳諧・続虚栗〔1687〕春「よくみれば薺花さく垣ねかな〈芭蕉〉」
 
②(比喩的に)間を隔てるもの。
*おあんさま〔1965〕〈大原富枝〉「先方にもやはり一重の垣根をおく気配が見える」

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