数え方（読み方）・単位
一言 (いちげん) 、一言 (ひとこと) 、一つ（ひとつ）
意味
簡潔に人生の真理や機微を述べ、処世の訓戒となるような言葉。多くは昔の聖人、偉人、学者などが言い残したもの。金言。
＊続日本紀‐霊亀二年〔７１６〕五月庚寅「人能弘道、先哲格言」
＊信長記〔１６２２〕一上・平手中務大輔清秀極諫を致自害せしむる事「万事従寛にして、其福（さいはひ）をのづから厚（あつし）といへる事、聖賢の格言（カクゲン）に候」
＊哲学字彙〔１８８１〕「Maxim 格言」
＊浮雲〔１８８７〜８９〕〈二葉亭四迷〉二・一一「至誠は天をも感ずるとか云ふ古賢の格言を力にして」
＊吾輩は猫である〔１９０５〜０６〕〈夏目漱石〉四「強勢は権利なりとの格言さへある此浮世（うきよ）に存在する以上は、如何に此方に道理があっても」
＊魏志‐崔伝「此周孔之格言、二経之明義」
