かみ【髪】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一筋 (ひとすじ) 、一茎 (いっけい) 、一束 (いっそく)

解説

抜け落ちたものは「本」で、まとめた髪からこぼれているものは「筋」で数えます。「茎」は細長く生えるものを雅語的に数える語です。髪を束ねた髻 (もとどり) は「束 (そく) 」で数えます。
⇒とうはつ(頭髪)

意味

①頭に生える毛。髪の毛。頭髪。

*古事記〔712〕上「爾に其の神の髪(かみ)を握りて、其の室の椽毎(たりきごと)に結ひ著けて」
*万葉集〔8C後〕五・八〇四「か黒き可美(カミ)に 何時の間か 霜のふりけむ〈山上憶良〉」
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕二「鬢髪 髪根附説文云鬢〈卑吝反〉頬髪也野王案髪〈音発 加美〉首上長毛也」
*源氏物語〔1001〜14頃〕若紫「まみのほど、かみのうつくしげにそがれたる末も」
 
②結った髪の毛。かみかたち。また、それを結うこと。
*読本・昔話稲妻表紙〔1806〕三・一一「縫物髪(カミ)もよく仕おぼえつるよし、父上の消息にてとく聞ぬ」
*滑稽本・浮世床〔1813〜23〕二・下「おらァ髪(カミ)が上手だ云(てっ)て渋面してゐちゃア誰も来やァしねへ」
*当世書生気質〔1885〜86〕〈坪内逍遙〉一八・上「上は婦人達(ぢょちうたち)の結髪(カミ)の風より下は日本下駄の不便利まで、人のあげつらふ世の中とぞなりける」

語源

①身体の上部にあるところから、カミ(上)の義〔和句解・日本釈名・箋注和名抄・和訓栞・言葉の根しらべ=鈴江潔子〕。

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