かんぴょう【干瓢/乾瓢】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一袋 (ひとふくろ) 、一束 (ひとたば)

解説

小売単位は「袋」や「束」などを用います。

意味

①ウリ科の植物ユウガオおよびその実。また、その果肉を細長く紐(ひも)のように切って、乾燥させた食品。すしの具、あえもの、煮ものなどに用いる。

*文明本節用集〔室町中〕「干瓢 カンヘウ」
*蔭凉軒日録‐長享二年〔1488〕七月七日「干瓢一盆兆上司恵〓之」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Canpiô (カンピョウ)。 ホス ヒサゴ〈訳〉夕顔や冬瓜を干したもので、シルやその他の料理を作るためのもの」
*土〔1910〕〈長塚節〉二三「飯つぎには干瓢(カンペウ)を帯にした稲荷鮨(いなりずし)が少し白い腹を見せてそっくりと積まれてあった」
*夜明け前〔1932〜35〕〈島崎藤村〉第二部・上・四・四「山家らしい干瓢(カンペウ)の味噌汁」
 
②(夕顔をさらす、あるいは、夕顔をつくるというしゃれから)近世、娼婦をいう。

*評判記・色道大鏡〔1678〕一四「伊勢の遊び女を彦右といひ、〈略〉越前にて干瓢(カンヒョウ)」
*浮世草子・好色一代男〔1682〕三・六「是此所にて干瓢(カンヘウ)と申侍る。夕〓を作りてびらしゃら靡くという事ぞかし京大坂にありし惣嫁(そうか)といふ者に違はじ」
*物類称呼〔1775〕一「遊女 うかれめ〈略〉越前敦賀にて、かんひゃうと云 夕がほをさらすといふ心なり」

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