かや【蚊帳】

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数え方(読み方)・単位

一張り (ひとはり) 、一張 (いっちょう) 、一垂れ (ひとたれ)

解説

「張り」「張」は、張った状態で使う布や網を数える語です。「垂れ」は、幕や蚊帳など、垂らして使うものを数える語です。

意味

蚊を防ぐために、四隅をつって、寝床をおおう具。麻、絽(ろ)、もめんなどで作る。ふつうのもののほかに、母衣蚊屋(ほろがや)、枕蚊屋などがある。かちょう。《季・夏》
 
*播磨風土記〔715頃〕餝磨「品太の天皇、巡り行でましし時、此処に殿を造り、仍りて蚊屋を張りたまひき。故、加野(かヤ)と号(なづ)く」
*日本書紀〔720〕応神四一年二月(北野本訓)「是(こ)の女人等(をむなとも)の後(のち)は、今(いま)の呉(くれ)の衣縫(きぬぬひ)・蚊屋(カヤ)の衣縫(きぬぬひ)ら、是(これ)なり」
*虎明本狂言・清水〔室町末〜近世初〕「きけは夏かやをもつらせひでねさするげなが」
*俳諧・曠野〔1689〕七・恋「蚊屋出て寝がほまたみる別かな〈長虹〉」
*雑俳・柳多留‐一四〔1779〕「蚊や釣った夜はめつらしく子があそび」

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