けいけん【経験】

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数え方(読み方)・単位

一度(いちど)、一つ(ひとつ)

解説

経験は「回」よりも「度」で数えます。

意味

①実際に見たり、聞いたり、行なったりすること。また、それによって得た知識や技能。

*随筆・兎園小説別集〔1826〜32〕中「予は巻飩をよしとおもへども、名づけはじめし人に遭ねば、経験当否は終に得がたし」
*自由之理〔1872〕〈中村正直訳〉三「譬へば、ここに頗ぶる経験して事理に通ずる人のあらんに」
*小説神髄〔1885〜86〕〈坪内逍遙〉上・小説変遷「此等の物語は其人親しく経験なし、若(も)しくは親しく見聞せる真実(まこと)の事蹟に相違なけれど」
*武蔵野〔1887〕〈山田美妙〉上「年を取ッた方は中中経験に誇る体が有ッて、若いのはすこし謹深い様に見えた」
*国会論〔1888〕〈中江兆民〉「自ら慰むるに至ること是れ日常吾人の経験(ケイケン)する所なり」
 
②実験。
*和英語林集成(初版)〔1867〕「Keiken ケイケン 経験」
*西国立志編〔1870〜71〕〈中村正直訳〉二・六「始めて蒸気の力を経験(〈注〉タメス)する器具を製せしが」
*日本教育史略〔1877〕概言〈小林儀秀訳〉「物理学及化学初歩并に経験、生理学」
 
③哲学で、一般的には、感覚や知覚を介して実際に生じた主観的状態や意識内容をいう。プラグマティズムでは自己と環境の交互作用を通じて発展していく知性の過程全体。

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