けもの【獣】

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数え方(読み方)・単位

一頭(いっとう)、一匹(いっぴき)

解説

広く動物について、鳥類を除く動物一般は「匹」で数えます。ただし、その中でも人間が抱きかかえられない大きさのものや、人間にとって希少価値の高いもの、実験動物や盲導犬のように人間の役に立つものは「頭」で数える傾向があります。学術論文などで研究対象となる動物は、種類に関係なく「個体」で数えます。
⇒どうぶつ(動物)

意味

①「けだもの(獣)(1)」に同じ。
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕七「獣 爾雅注云四足而毛日獣〈音狩 介毛乃〉野王案六畜〈音宙 一音救 介多毛乃〉牛馬羊犬鶏豕也」
*大唐西域記長寛元年点〔1163〕一「龍は畜(ケモノ)なり」
 
②「けだもの(獣)(2)」に同じ。
*日本書紀〔720〕神代上(水戸本訓)「顕見(うつしき)蒼生(あをひとくさ)、及ひ畜産(ケモノ)の為(ため)は、則ち、其の病(やまひ)を療(をさ)むる方(さま)を定む」
*日本書紀〔720〕天武一三年一〇月(北野本訓)「是に由りて人民、及ひ六(むくさ)の畜(ケモノ)、多(さは)に死傷(そこな)はる」
*霊異記〔810〜824〕上・一二「人畜(ケモノ)に履(ふ)まるる髑髏(ひとかしら)救ひ収められ、霊(めづら)しき表(しるし)を示して現に報ずる縁〈興福寺本訓釈 畜 介毛乃爾〉」
*名語記〔1275〕八「牛馬をけものといへる如何。答、これは毛のおひたれば毛物といへる歟」
*海潮音〔1905〕〈上田敏訳〉真昼「牧の畜(ケモノ)の水かひ場、泉は涸れて音も無し」

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