けぬき【毛抜き】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)

解説

意味

①ひげ、眉毛、毛髪などをはさんで抜き取る金属製の道具。はさみのような形をして、頭がくい合うようにつくってある。けぬきかたな。
*枕草子〔10C終〕七五・ありがたきもの「また、姑に思はるる嫁の君。毛のよく抜くるしろがねのけぬき」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Qenuqi (ケヌキ)」
*虎明本狂言・節分〔室町末〜近世初〕「みればそなたのまゆがながひに、けぬきがあらばおこしやれぬひてまいらせう」
*俳諧・投盃〔1680〕二「秋の暮あぢな奉行の御心 鑷子(ケヌキ)はなさで袖の薄霧」
 
②取引相場で、二度続けて値段が上がったり下がったりすること。その表が上向きまたは下向きの毛抜きのような形をしているところからいう。〔取引所用語字彙{1917}〕
 
③(綿を毛に見たてて、綿入れの綿を抜いた物の意)あわせの着物をいう、盗人仲間の隠語。〔日本隠語集{1892}〕
 
④塩ざけをいう、盗人仲間の隠語。〔隠語輯覧{1915}〕

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