けんざん【剣山】

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数え方(読み方)・単位

一個(いっこ)

解説

花を挿して盛るための金属性の用具のことで、「個」で数えます。

意味

①生け花で、花や枝の根もとを安定させるために使う道具。金属製の重い台にとがった針を上向きに多数植えつけたもので、花材の根もとをさしてとめる。主に盛花(もりばな)に用いる。

*助左衛門四代記〔1963〕〈有吉佐和子〉三・三「花鋏と花器と険山を揃えて彼女の前に置いたので」
*新西洋事情〔1975〕〈深田祐介〉「民主主義」夫人、南アにゆく「荷物に放りこんできた活け花用の剣山が今やたいへんな貴重品として活用され始めたわけです」
 
②地獄にあるという、剣を植えつけた山。つるぎの山。

*江戸繁昌記〔1832〜36〕五・静軒居士卒「地獄の変相を一観するも、亦善からずや。剣山血池、写し取て続篇と為し」
*将来之日本〔1886〕〈徳富蘇峰〉七「上古の所謂平和なるものを得んと欲せば恰も仏者の所謂剣山を攀ざる可らず」

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