数え方(読み方)・単位
一本(いっぽん)
解説
建築現場で使う長い物差しで、「本」で数えます。
意味
①検地を行なうとき、土地の測量に用いられた一間の長さの竹製の竿。豊臣秀吉のときは一間が六尺三寸、江戸幕府では六尺一分であった。検地竿。間尺(けんじゃく)。
*地方落穂集〔1763〕七「間竿は長一丈二尺二分也、末三尺の内へ目を盛る外は、一間毎に切廻しをして墨を入候也。但二分土入なり、竪竿横竿二人也」
②大工が建築現場で用いる一間以上の長い物さし。尺杖(しゃくづえ)。
*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕三・一「大工〈略〉間棹(ケンザホ)杖に突(つく)も有」
*雑俳・壁に耳〔1716〜36〕「間棹のつれなく見へしうりやしき」
*和英語林集成(初版)〔1867〕「Kenzao ケンザヲ 間棹」