けしき【景色】

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数え方(読み方)・単位

一景(いっけい)

解説

1地方の特にすぐれた8か所の景色を「八景 (はっけい) 」といい、「近江 (おうみ) 八景」のように用います。

意味

①山水、風物などの趣、有様。また、物事の有様。光景。
*枕草子〔10C終〕二三・清涼殿の丑寅のすみの「うらうらとのどかなる日のけしきなどいみじうをかしきに」
*源氏物語〔1001〜14頃〕帚木「すくよかならぬ山のけしき、木深く世ばなれてたたみなし」
*後拾遺和歌集〔1086〕春上・四三「心あらん人に見せばや津の国のなにはわたりの春のけしきを〈能因〉」
*黄表紙・莫切自根金生木〔1785〕中「このけしきは日本だ。しかしなんだかいや味な光がさすぜへ」
*洒落本・廓宇久為寿〔1818〕後「是より車座に居(なを)り、色々下卑喰(げびぞう)に暫く時を移しける。前後(あとさき)の光景(ケシキ)くだくだしければ略す」
*善財〔1949〕〈石川淳〉二「宗吉はまだ行ってみたことのない新橋の市場のけしきをおもひ」
 
②茶道具で、鑑賞上興味を引くもの。釉(うわぐすり)の色、なだれ、窯変(ようへん)、斑紋など、主として陶器についていう。景(けい)。

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