きぐ【器具】

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数え方(読み方)・単位

一点(いってん)、一つ(ひとつ)、一台(いちだい)、一具 (いちぐ)

解説

「具」は必要なものを備えることを表し、一揃 (ひとそろ) いの器具を数える語です。

意味

①うつわもの。器物。
*易林本節用集〔1597〕「器具 キグ」
 
②簡単な器械や道具類。
*米欧回覧実記〔1877〕〈久米邦武〉一・一九「運動をなす場あり、百般開展運動の器具をそなへたり」
*大森介墟古物編〔1879〕〈矢田部良吉訳〉角骨器具「独り大森の介墟より出す器具は大抵鹿角等の角製に係れり」
*動物小学〔1881〕〈松本駒次郎訳〉上・原文小引「哺乳類は人に重要の食品を供し又骨、革、蹄、角、皮、毛皮、毛、等を以ては百種の器具を製するを得べく」
*夫婦〔1904〕〈国木田独歩〉六「人を人生必要の器具にたとへたら彼は楽器である」
*刑法(明治四〇年)〔1907〕一〇〇条「法令に因り拘禁せられたる者を逃走せしむる目的を以て器具を給与し」
 
③手段。
*米欧回覧実記〔1877〕〈久米邦武〉一・一九「新聞紙〈略〉坐して世界の景況をしる、実に文明の結果を促す、切要の器具なりと謂べし」
*イエスは何故に人に憎まられし乎〔1909〕〈内村鑑三〉「彼は彼の郷人の斯かる虚栄の器具とならんことを全然肯(がへん)じなかった」

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