きじ【記事】

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数え方(読み方)・単位

一点(いってん)、一本(いっぽん)、一項目 (いちこうもく・ひとこうもく) 、一つ(ひとつ)

解説

掲載記事は「点」で数えますが、特定のニュース項目を数える場合は「本」「項目」を用います。口語などでは「つ」も用います。

意味

①事実を書きしるすこと。また、書きしるされた事柄やその文章。記事文。
*西洋事情〔1866〜70〕〈福沢諭吉〉二・一「唯梗概一斑の紀事のみにて未た利害得失の議論を詳にせりと謂ふべからず」
*小説神髄〔1885〜86〕〈坪内逍遙〉上・小説の裨益「記事(キジ)の文のみ学べばまたおのづから緻密に失して活動の妙を損ふことあり」
 
②特に、新聞や雑誌に書かれる事柄。また、その文章。
*新聞雑誌‐一〇号・明治四年〔1871〕八月「同氏耕作牧畜に実効ありし紀事(キじ)并彼国諸官よりの贈言等あり。近日附録として発兌すべし」
*或る女〔1919〕〈有島武郎〉後・二五「葉子が『報正新報』の記事を見た時も」
*帰郷〔1948〕〈大仏次郎〉霧夜「その男から記事を取れば社会面の特種になり、記者として手柄になる」
 
③正史に対する私史をいう。
*随筆・槐記‐享保一〇年〔1725〕一〇月二〇日「仰(おほせ)に、記事は国史に及ばず、家集は本集に及ばず」
 
④奈良時代、按察使(あぜち)に属した官。初め典といい、養老三年(七一九)七月、任命されたが、同四年三月、記事と改めた。さらにのちには検事と改められた。

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