きん【金】

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数え方(読み方)・単位

一カラット(いちからっと)、一両 (ひところ)

解説

「カラット」は合金中に含まれる純金の比率を示す単位です。記号は「K」「kt」。純金は24カラット。「両 (ころ) 」は金銀などの重さの単位です。
⇒きんかい(金塊)

意味

①金属(金・銀・銅・鉄など)の総称。また、その原料の鉱石、鉱物。

*源氏物語〔1001〜14頃〕浮舟「この籠はかねを造りて色どりたる籠なりけり」
*釈日本紀〔1274〜1301〕一八「釈迦仏(しゃかほとけ)の金銅(カネ)の像(みかた)一躯(ひとはしら)」
*説経節・さんせう太夫(与七郎正本)〔1640頃〕中「かねまっかいにやきたて、十もんじにぞあてにける」
*尋常小学読本〔1887〕〈文部省〉五「鉄は、堅く且強くして、甚だ要用のかねなり」
 
②貨幣。金銭。金子(きんす)。おかね。
*竹取物語〔9C末〜10C初〕「もしかね給はぬ物ならば彼の衣のしち返したべ」
*浮世草子・世間胸算用〔1692〕二・一「銀(カネ)掛(かく)るそばに置て数をよませ、こくゐんをうたせ」
*多情多恨〔1896〕〈尾崎紅葉〉後・四・一「もう其方此方四十だらうが、財(カネ)は有るし、嬌飾(めか)すと来てゐるから若い」
 
③「かねじゃく(曲尺)(1)」に同じ。
*醍醐寺新要録〔1620〕「定瑜記云、短冊ノ寸法ノ事、先ツ一問ハ金ノ一尺也」
 
④①でできたもの。金物。金具。
*源氏物語〔1001〜14頃〕夕霧「障子(さうじ)はあなたよりさすべき方なかりければ〈略〉こなたよりこそ、さすかねなどもあれ」
*徒然草〔1331頃〕五三「藁のしべをまはりにさし入れて、かねを隔てて頸もちぎるばかりに引きたるに」
*言経卿記‐慶長三年〔1598〕八月五日「油小路うさみより、ちゃうちんのらうそく立るかね持来了」

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