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きね【杵】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)

意味

(「き(杵)」に、「はね」などと同じ「ね」の付いたもの)
 
①臼の中に入れた穀物をついて、殻を除いたり、餠をついたりするのに用いる木製の道具。中細、打ち杵など数種ある。き。

*新訳華厳経音義私記〔794〕「杵 昌与反 訓岐禰」
*享和本新撰字鏡〔898〜901頃〕「杵 昌与反 舂也 支禰」
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕四「臼 杵附 〈略〉 杵〈昌与反 〓禰〉舂槌也」
*金葉和歌集〔1124〜27〕雑下・六四二「しめのうちにきねの音こそ聞こゆなれ〈成助〉 いかなる神のつくにかあるらん〈行重〉」
*東京日日新聞‐明治二六年〔1893〕八月一五日「花嫁晴れの打扮に大なる杵を持ちねり出す」
 
②紋所の名。①をかたどったもの。丸に一つ杵、違い杵などがある。
 
③(女性の性器を臼にたとえるのに対して)男性の性器をいう俗語。
*滑稽本・東海道中膝栗毛〔1802〜09〕初「今の女の尻は去年までは柳で居たっけが、もう臼になったア。どふでも杵(キネ)にこづかれると見へる」
 
④「きねや(杵屋)【二】」の略。
*雑俳・柳多留‐一四五〔1837〕「七種を娘は杵でたたいてる」

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