きのこ/キノコ【茸/菌/蕈】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一株 (ひとかぶ) 、一枚 (いちまい) 、一袋 (ひとふくろ) 、一山 (ひとやま) 、一パック(ひとぱっく・いちぱっく)、一ネット(いちねっと・ひとねっと)、一かご(ひと)

解説

シイタケやマツタケなど傘が大形のものは「本」、シメジやエノキタケ、マイタケなどの傘が小形で群生しているものは「株」で数えます。樹幹に棚状に生えるものは「枚」でも数えます。食用キノコの小売単位は「袋」「山」「パック」「ネット」「かご」など。

意味

(「木の子」の意)
 
大形の菌類の俗称。傘状をなすものが多く、山野の樹の陰や朽木などに生じる。食用となるものと有毒なものとがある。くさびら。《季・秋》
 
*古今連談集〔1444〜48頃〕中「しめぢといふ木の子を取よせたり」
*和玉篇〔15C後〕「菌 キン キノコ クサヒラ」
*玉塵抄〔1563〕九「中馗は菌也。木の子、くさびらなり」
*饅頭屋本節用集〔室町末〕「菌 キノコ」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Qinoco (キノコ)〈訳〉きのこ。シモの語」
*六百五十句〔1955〕〈高浜虚子〉昭和二十二年「爛々と昼の星見え菌(キノコ)生え」

語源

キノコの語形が東日本に広く分布するため、食用、毒茸をあわせての共通語ともなっている。他の方言形では、東海・近畿・中国などのタケ類、中国・四国から西のナバ類、北陸・新潟などのコケ類、近畿のクサビラ類などがある。クサビラ類は、中古末から文献に中央語として見えるが、方言分布も限定的で現在は和歌山では食用にならないものの総称となっており意味領域もせばまっている。キノコ類には鶏冠(とさか)、コケ類には垢などの意味の同音語を持つ地域もあり、歴史的な関連が考えられる。

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