きり【錐】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)

解説

意味

①小穴をあけるのに用いる工具。普通、先の鋭くとがった鉄製の棒で木の柄につけてある。

*正倉院文書‐(年月日未詳)〔奈良〕供養料雑物進上啓(大日本古文書一五)「一 納物〈略〉小刀一柄、吉利一柄」
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕五「錐 毛詩云童子佩錐〈追反 和名岐利〉」
*大慈恩寺三蔵法師伝院政期点〔1080〜1110頃〕一「鐫(キリ)を佩ひて登(ひととな)りし歳に」
*宇治拾遺物語〔1221頃〕一二・一九「一尺許りの矢に、きりのやうなる矢じりをすげて」
 
②「きりあな(錐穴)(1)」の略。
 
③弓を射て、前に射当てた的の穴へ、後の矢を当てること。「きりを入る」
 
④「きりあな(錐穴)(2)」に同じ。
*黄表紙・鸚鵡返文武二道〔1789〕「あたりーやうきゅうならきりといふはだ」
*洒落本・意気客初心〔1836〕楊弓「たとへかるたには、たんすと楊弓きりがよいと見えたれども」
*続鳩翁道話〔1836〕三・上「楊弓をひくに〈略〉きりというて、的のまん中に穴がある」

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