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きず/キズ【傷/疵/瑕/創】

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数え方(読み方)・単位

一つ(ひとつ)、一箇所(いっかしょ)

解説

傷口や切開手術の縫合数は「針 (はり) 」で表します。例:「10針縫う傷を負う」

意味

①皮膚や筋肉の、裂けたり破れたりした所。
*万葉集〔8C後〕五・八九七「いとのきて 痛き瘡(きず)には 鹹塩(からしほ)を 灌(そそ)くちふが如く〈山上憶良〉」
*新訳華厳経音義私記〔794〕「呰辱 上音之、訓岐受」
*霊異記〔810〜824〕下・三三「灼然く過無きを慇に探り、毛を吹きて疵(キズ)をば求む可からず。〈真福寺本訓釈 疵 キスヲハ〉」
*源氏物語〔1001〜14頃〕帚木「かかるきすさへつきぬれば、いよいよ交らひをすべきにもあらず」
*尋常小学読本〔1887〕〈文部省〉六「権五郎は、それより陣屋に帰り、冑をぬぎ、『景正疵を受けたり』と云ひて、仰ぎ臥したり」
 
②物の一部が欠けたり、裂け目ができたりした所。われ目。さけ目。
*日本書紀〔720〕神代上(水戸本訓)「鏡を以て其の石窟に入(い)れしかば、戸に触(つきふ)れて小瑕(こキス)つけり。其の瑕(キス)、今に猶存(うせす)」
*宇津保物語〔970〜999頃〕忠こそ「仏造らせ給はむとて〈略〉割るに、いささかなるきずつかず」
 
③人の行為、容貌、性質などの不完全な所。欠点。
*宇津保物語〔970〜999頃〕蔵開中「此の宮たちを、そこばくきずかたはなくおほしたてまつり」
*源氏物語〔1001〜14頃〕紅葉賀「人の御有様のかたほに、その事の飽かぬとおぼゆるきずもなし」
*仮名草子・浮世物語〔1665頃〕三・一二「その癖に己が疵(キズ)を隠さんとて、よき者を誹(そしり)笑ふ事あり」
*ぢいさんばあさん〔1915〕〈森鴎外〉「顔も顴骨(くゎんこつ)が稍出張ってゐるのが疵であるが」
 
④他から非難されるべき点。欠点。難点。
*中華若木詩抄〔1520頃〕中「松の清節万木にすぐれたれども、無道第一なる始皇の封を受たる事がきずにてあるぞ」
*虎明本狂言・横座〔室町末〜近世初〕「此牛には大きずがおりやる。いや人にみてもらふたがきずはなひといふ」
*俳諧・曠野〔1689〕員外「月に柄をさしたらばよき団哉〈宗鑑〉 蚊のおるばかり夏の夜の疵〈越人〉」
*思出の記〔1900〜01〕〈徳富蘆花〉一〇・一二「台所の北向は疵だが、其かはり井戸みずは和らかで好い水だ」
 
⑤恥。不名誉。また、つけられた好ましくない跡。汚点。
*平家物語〔13C前〕一一・那須与一「射損じ候(さうらひ)なば、ながきみかたの御きすにて候べし」
*愚管抄〔1220〕三・推古「仏法と王法とをひたはたの敵になして、仏法かちぬといはん事は、かへりて仏法のためきずなり」
*疑惑〔1913〕〈近松秋江〉「かけ換へのないものに取返しの付かぬ汚点(キズ)が付く」
 
⑥心などに受けた痛手。打撃。
*野の花〔1901〕〈田山花袋〉九「初恋の傷痍(きず)の恐ろしさといふ事は、よく知って居る自分ではないか」
 
⑦女陰をいう。たちきず。

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