きゅうばん【吸盤】

《スポンサードリンク》
 

数え方(読み方)・単位

一個(いっこ)

解説

意味

動物の口、体表、触手などにあり、他の動物や物体に吸いつくための器官。形状は種類によって異なるが、内側はくぼんでおり、周壁の筋肉を収縮させ、内部の圧力を下げて吸着する。ヒル類、吸虫類、頭足類のほか昆虫類、魚類、爬虫類などにもみられる。また、これをまねてゴムやプラスチックで作った、物体を壁面に固定するためのもの。吸着器。
 
*生物学語彙〔1884〕〈岩川友太郎〉「Acetabulum 吸盤又ハ疣〔章魚等ノ〕髀臼」
*真理の春〔1930〕〈細田民樹〉たこ・一二「生き死にの覚束(おぼつか)ない吸盤(キフバン)で、かうしたビルディングに吸ひつく、弱い一匹の『たこ』に過ぎない」
*上海〔1928〜31〕〈横光利一〉九「それぞれの人種は死に接した孤独に浸りながら、余りある土貨を吸ひ合ふ本国の吸盤となって生活しなければならぬのである」

《スポンサードリンク》
 



数え方人気 [TOP50]ビジネス文書数え方
季節用語の数え方名数一覧(1~100)