コート【coat】

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数え方(読み方)・単位

一着(いっちゃく)

解説

⇒ふく(服)

意味

①防寒、防塵、雨よけなどのために、ふつうの衣服の上に着るもの。オーバーコート、レインコートなど。《季・冬》
 
(イ)洋服の上に着るもの。
*春迺屋漫筆〔1891〕〈坪内逍遙〉壱円紙幣の履歴ばなし・二「荒々しくコートのポッケットへ突込し手ざはり何とやら書生あがりの人と見えしがギッシギシとなる靴音廉物とは思はれず」
*風ふたたび〔1951〕〈永井龍男〉野分かな「傘をあずけ、ビニールのコートを脱いで」
 
(ロ)和服の上に着るもの。
*新世帯〔1908〕〈徳田秋声〉一八「ショールを脱(と)って、コートの前を外(はづ)した」
*青年〔1910〜11〕〈森鴎外〉九「奥さんは、幕になるとすぐ立ったが、間もなく襟巻(えりまき)とコオトなしになって戻って来た。〈略〉鶉縮緬(うづらちりめん)の上着に羽織、〈略〉丸帯であるが」
*黒の時代〔1950〕〈平林たい子〉「そのコートも、下からあらはれたきものと羽織も」
 
②背広などの上衣。
*多情多恨〔1896〕〈尾崎紅葉〉前・五・一「柳之助のコートの襟が歪みなりに折れてゐるのを」
*解剖室〔1907〕〈三島霜川〉「白墨(チョーク)の粉だらけになった手を上衣(コート)に擦り付けるやら、時間の過ぎたのも管(かま)はずに夢中で饒舌ってゐるやら」
 
③(─する)おおうこと。かぶせること。塗ること。

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