数え方(読み方)・単位
一個(いっこ)
解説
⇒けしょうひん(化粧品)
⇒おしろい(白粉)
意味
①携帯用化粧用具の一つ。ふつう鏡付きで、おしろい、パフを入れるように作ってある。
*化粧美学〔1924〕〈三須裕〉「コンパクトでそこら中を押へて白くするか、紙白粉で押へて白粉のないほどにつけるのも隠し化粧の一つでしゃう」
*蓼喰ふ虫〔1928〜29〕〈谷崎潤一郎〉三「てのひらの間にコムパクトを隠してパッフで鼻をたたいてゐた」
②(形動)小型できちんとまとまっていて、しかも充実していること。また、そのさま。
*小住宅厨房の研究〔1939〕〈蔵田周忠〉六「『小住宅の厨房』といふ題目は極めて適切な問題であって、コムパクトなプランを予想する好個の題目の如く見えるのであるし」
③数学で、位相空間の部分集合の性質の一つ。位相空間の部分集合が幾つかの開集合でおおわれたとき、必ずそのうちの有限個でおおわれるならば、その部分集合はコンパクトであるという。