ごふく【呉服】

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数え方(読み方)・単位

一枚 (まい) 、▲着 (ちゃく) など

解説

⇒きもの(着物)

意味

①古代中国の呉の国から伝わったという織り方によって織り出した布帛(絹・綾)。くれはとり。あやはとり。
*宇津保物語〔970〜999頃〕沖つ白浪「長櫃の唐櫃一具(よろひ)に、内蔵寮のこふく、〈略〉よき宝ども入れて」
*大観本謡曲・呉服〔1556頃〕「御定めありしより呉服の文字を和らげて、呉織(くれはとり)漢織(あやはとり)と名づけさせ給へば」
 
②和装用の織物類・衣類の総称。反物(たんもの)。きもの。
*浮世草子・好色一代女〔1686〕四・一「折ふし呉服(ゴフク)商売の若き者が是を見て沙汰しけるは」
*翁の文〔1746〕四「又今の衣服も、呉服(ゴフク)とて呉国より伝へたるなれば、これをも用ひざるをよしとす」
 
③太物(ふともの=綿織物・麻織物)に対して絹織物の総称。
*人倫訓蒙図彙〔1690〕四「呉服(ゴフク)や〈略〉上品(じゃうぼん)の着物を呉服(ゴフク)とはいふ也」
 
④小袖をいう女房詞。
*女重宝記(元祿五年)〔1692〕一・五「こそでは、ごふくといふ」
 
⑤「ごふくじゃく(呉服尺)」の略。
*塵劫記〔1627〕上・一九「絹、木綿の丈尺寸と云ふは大工の鉄(かね)に一尺二寸を御服(ゴフク)一尺と云也」

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