数え方(読み方)・単位
- 一杯 (いっぱい) 、一膳 (いちぜん)
- 一装い (ひとよそい)
- 一飯 (いっぱん)
- 一度(いちど)
解説
- 現代語では「杯」「膳」を用います。
- 改まった場面では、茶碗 (ちゃわん) に盛った飯を「装い」で数えます。
- 古くは椀 (わん) に盛った飯を「飯 (はん) 」でも数えました。
- 食事を意味する場合は「度」でその頻度を表します。「三度の飯」
意味
- 米、麦などの穀物を炊いて主食とするもの。ごはん。いい。
- 毎日、時を定めてとる食事。
- 生計を立てること。生活していくこと。
語源
- 室町時代にそれまでのイヒに代わって現われた。語源にはいくつかの説があるが、動詞メス(召す)の名詞化という説が有力である。
- 語源から見てメシは本来敬語のはずであるが、室町後期にはすでにオメシのようにオ(御)を冠した形も認められる。このオメシは近世には遊里の女性を中心に使用されたようである。
- 現代語のゴハンのもとになった漢語ハン(飯)は漢文の影響のうかがわれる軍記や室町時代の物語から用例が現われ始める。