ごいし【碁石】

《スポンサードリンク》
 

数え方(読み方)・単位

一個(いっこ)、一子(いっし)

解説

盤面上の碁石は「子」でも数えます。

意味

①碁を打つ時に用いる黒白二種の石。小さな円形で、扁平、中央部のやや高く盛りあがったもの。上等の品は、黒は那智の黒石、白はチョウセンハマグリの殻を用いる。

*枕草子〔10C終〕二三・清涼殿の丑寅のすみの「ごいしして数おかせ給ふとて」
*御堂関白記‐長和二年〔1013〕三月二九日「待晴間雨脚甚冽、雷氷降、其大事棊石許」
*今昔物語集〔1120頃か〕二四・六「碁(ごばん)有り。碁石の笥(け)可咲気(をかしげに)ての上に置たり」
*玉塵抄〔1563〕三三「木の中の心のかたい沈を碁石にしたぞ。石ばかりするやうに心えたぞ。木でもするぞ。象牙でした唐の碁石も先師のもたれたぞ」
*易林本節用集〔1597〕「棊石 ゴイシ」
 
②「ごいしがしら(碁石頭)②」の略。
*随筆・貞丈雑記〔1784頃〕一〇「碁石頭の事本間流聞書に云、角鷹(くまたか)の羽をば〈略〉白みをちと有やうに羽どりたるをば碁石と云也」
 
③羽に黒白のまだらのある鶏。闘鶏に用いる鶏の一種。
*浄瑠璃・大内裏大友真鳥〔1725〕五「駕籠に入れたる鳥々のごいし、るり、白、せうぜう、あぶら」
*浄瑠璃・東海道七里艇梁〔1775〕三「は相国鶤(しゃも)かしは、中にも碁石(ゴイシ)」

《スポンサードリンク》
 



数え方人気 [TOP50]ビジネス文書数え方
季節用語の数え方名数一覧(1~100)