【数え方・単位】
一個
【意味】
①木の弓。弓。
②弓なりの形。弓なり。弓がた。
③円周または曲線上の二点間の部分。円周上の場合は円弧ともいう。
*工学字彙〔1886〕〈野村龍太郎〉「Arc 弧」
*一千一秒物語〔1923〕〈稲垣足穂〉コーモリの家「自分と梯子とは 三階と街路とのあひだに四分の一弧をゑがいてあふむけにひっくり返った」
*コサビネ艦隊の抜錨〔1930〕〈龍胆寺雄〉「巨大な噴泉を囲んで出迎への人々の一群が円く孤(コ)を描いて居るのが」
*野火〔1951〕〈大岡昇平〉一〇「刻まれた側面は凹んだ短い弧の連続で、明らかにシャベルの背の曲線を示してゐた」