こけし【小芥子】

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数え方(読み方)・単位

一本(いったい)、一体 (いったい) 、一点(いってん)

解説

人間をかたどった人形として見る場合は「体」で数えます。作品・商品として見る場合は「点」でも数えます。

意味

北地方の郷土玩具(がんぐ)。また、その様式をまねたもの。ろくろびきの木製人形で、丸い頭と円筒形の胴からなり、手足はなく簡単な彩色で女児の姿をかたどる。発生は江戸末期といわれ、木地師(きじし)によって作られる。土地によって胴の形や彩色に特色がある。みやげ品とされることが多い。きぼこ。きでこ。でこ。小芥子這子(ぼうこ)。

*越前竹人形〔1963〕〈水上勉〉九「地方のこけしや、一刀彫りなどの人形が眼につくと」
*異郷〔1973〕〈加賀乙彦〉「人々は目鼻立を拭い取られたコケシのように顔の無いつるっとした前を見せていた」

語源

語源については、楳垣実「江戸のかたきを長崎で」に詳しい。
その形を「芥子坊主」と見立て、その小さいものの意で「小芥子」、頭髪を中央だけ丸く残し、回りを剃った子どもの髪形「おけし」から、かわいい意味の「こけしい」に「這子(ほうこ)」のついた「こけしほうこ」の略。を削って造ったものであるから「こげし(木削子)」からなどの諸説を掲げ、さらに「木の切れっぱしをいう『こけら』の語幹に、人をいう『し』のついたものか」と推定している。

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