こくほう【国宝】

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数え方(読み方)・単位

一点(いってん)

解説

美術品・工芸品・建造物・文書などをまとめて「点」で数えます。人間国宝(重要無形文化財保持者)は「人」で数えます。

意味

①国のたから。国の宝物。
*俚諺論〔1897〕〈大西祝〉一「一国民の俚諺は其の貴重すべく保存すべき国宝の一なりと云ふも過言にはあらじ」
 
②日本にある建造物、美術工芸品、文書などのうちで、とくに学術的価値が高いもの、美術的に優秀なもの、文化史的意義の深いものとして、国が指定したもの。古くは古社寺保存法、国宝保存法によって指定された。昭和二五年(一九五〇)新たに文化財保護法が公布され、同法に基づいて指定が行なわれることになり、従来の国宝は重要文化財と改称され、その中から国宝が指定される。

*古社寺保存法(明治三〇年)〔1897〕五条「特別保護建造物及国宝は之を処分し又は差押ふることを得す」
*風俗画報‐三一〇号〔1905〕地理門「内務省より国宝(コクホウ)に編入し保管せらるるに至りぬ」
*幸木〔1948〕〈半田良平〉昭和一一年「おそるおそる国宝の茶室にあがりしが風炉(ふろ)のかたへに行きて坐りぬ」

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