こま/コマ【駒】

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数え方(読み方)・単位

一個(いっこ)、一枚(いちまい)

解説

将棋の駒は「枚」、チェスの駒は「個」で数えます。
⇒しょうぎ(将棋)
⇒チェス(chess)

意味

①子馬。小さい馬。牡馬(おすうま)をさしていうこともある。
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕七「馬 駒字附 四声字苑云馬〈麻之上声 无万〉南方火畜也爾雅注云牝馬一名馬〈上音草 米万〉牡馬一名馬〈上音父 乎末〉王仁煦曰駒〈音倶 古万〉馬子也」
*東雅〔1717〕一八「馬〈略〉こまとは即小馬(コマ)也。爾雅注にも駒は小馬也と見へけり」
*随筆・塩尻〔1698〜1733頃〕四四「馬の一歳なるを〓(しわく=音還)といひ二歳なるを駒(コマ)とこそいふ」
 
②(転じて)馬の総称。
*日本書紀〔720〕推古二〇年正月辛巳・歌謡「真蘇我よ 蘇我の子らは 馬ならば 日向の古摩(コマ) 太刀ならば呉(くれ)の真鋤(まさひ)」
*万葉集〔8C後〕一四・三四四一「ま遠くの雲居に見ゆる妹が家(へ)にいつか到らむ歩め吾(あ)が古麻(コマ)〈東歌〉」
*古今和歌集〔905〜914〕春下・一一一「こまなめていざ見に行かむ故郷は雪とのみこそ花は散るらめ〈よみ人しらず〉」
*源氏物語〔1001〜14頃〕紅葉賀「君し来(こ)ばたなれのこまに刈り飼はむさかりすぎたる下葉なりとも」
 
③弦楽器の弦と胴の間にはさんで弦を持ち上げ、弦が妨害を受けずに振動できるようにするもの。
*日葡辞書〔1603〜04〕「Coma (コマ)〈訳〉日本の琴やビオラの弦を張るのにその弦の下に立てる支え」
*俳諧・鷹筑波集〔1638〕一「さしづのごとく瓜(ふり)をひくなり 三味線の駒(コマ)のわたりに普請して〈一葉子〉」
*俳諧・崑山集〔1651〕九・秋「こよひひけこきうの駒も膝月毛〈良直〉」
*仮名草子・都風俗鑑〔1681〕二「額髪は三味線のこまのなり、又は軍法の城どりを見るやうにおし立たり」
*雑俳・末摘花〔1776〜1801〕三「三みせんの駒がゆるむところぶなり」

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