こまいぬ【狛犬】

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数え方(読み方)・単位

一体(いったい)

解説

左右に鎮座する2体の狛犬で「1対 (いっつい) 」と数えます。
⇒いぬ(犬)
⇒おきもの(置物)

意味

昔、高麗から伝来したといわれる獅子に似た獣の像。木、石、金属などで作り、玉座の御帳(みちょう)、神社の社頭や社殿の前などに向かい合わせに阿吽(あうん)の一対を置き、威厳を添え、また魔よけとした。もとは宮中の門扉、几帳(きちょう)、屏風(びょうぶ)などの動揺するのをとめるための鎮子(ちんし)として用いたもの。こま。からいぬ。

*宇津保物語〔970〜999頃〕蔵開上「大いなる銀(しろがね)のこまいぬ四つに、〈略〉同じ火取据ゑて、香の合はせの薫物絶えずたきて」
*栄花物語〔1028〜92頃〕日蔭のかづら「御丁の側の獅子・こまいぬの顔付も恐しげなり」
*徒然草〔1331頃〕二三六「御前なる獅子・こまいぬ、そむきて、後さまに立ちたりければ」
*雑俳・柳多留‐三〔1768〕「こま犬にかぶせて拝む三度笠」
*日本読本〔1887〕〈新保磐次〉五「神社の両傍には必奇異なる獣の石像ありて、これをからしし又はこまいぬと云へり」

語源

高麗から渡った像であるところからコマイヌ(高麗犬)の義〔百草露・庭雑考・和訓栞・大言海〕。

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