こんちゅう【昆虫】

《スポンサードリンク》
 

数え方(読み方)・単位

一匹 (いっぴき)

解説

昆虫は「匹」で数えます。チョウは慣用的に「頭 (とう) 」で数えます。高価なカブトムシやクワガタ、昆虫学的に希少な個体も「頭」で数えることがあります。学術的な論文などでは「個体」で数えます。

意味

①虫類の総称。むし。

*正法眼蔵〔1231〜53〕梅華「乃至雲雨風水、および艸木昆虫にいたるまでも、法益をかうぶらずといふことなし」
*信長記〔1622〕七・元日酒宴の事「四海の窮民を救ひ、恩沢昆虫(コンチウ)までに及ばしめんとおぼしめし給ふべし」
*女工哀史〔1925〕〈細井和喜蔵〉一六・五七「嗚呼! 憎むべき資本主義は遂に人間を昆虫へまで引き下げた」
 
②昆虫類に属する節足動物の総称。体は頭・胸・腹の三部からなる。頭部には一対の触角、一対の複眼、口器などがある。胸部には節(ふし)のある三対のあしをもち、多くは二対のはねをもつが、一対のもの、あるいはないものもある。雌雄異体で、卵生のものが多い。ふつう陸上にすみ、気管・気門で呼吸する。発育の過程で変態するものが多い。トンボ、セミ、チョウ、バッタなど種類は多く、現在日本に約二万種、全世界に約百万種といわれ、なお多くの新種が発見されている。全動物種の四分の三を占める。昆虫類。六脚虫。六足虫。学名はInsecta

*動物小学〔1881〕〈松本駒次郎訳〉下・多節動物「昆虫は多節動物の最要なるものなり」
*花物語〔1908〕〈寺田寅彦〉七「まだ小学校に通った頃、昆虫を集める事が友達仲間で流行った」

《スポンサードリンク》
 



数え方人気 [TOP50]ビジネス文書数え方
季節用語の数え方名数一覧(1~100)