こんどう【金堂】

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数え方(読み方)・単位

一宇(いちう)

解説

「宇」は堂(金堂・持仏堂・鞘堂 (さやどう) など)を数える語です。

意味

①(堂内に金色の仏像を安置し、また、その装飾も金色に光り輝いていたために名づけられたもの。一説に、仏を金人というため、本尊仏を安置した堂をこのように名づけたともいう)伽藍の中心で、一寺の本尊を安置した堂。平安中期頃までは、本尊を安置する堂を一般に「金堂」と称していたが、以後は「本堂」と呼ばれるようになっていった。なお、禅宗では「仏殿」と呼ばれた。
 
*日本書紀〔720〕推古一四年四月(岩崎本室町時代訓)「丈六の銅の像を元興寺の金堂(コンタウ)に坐(ま)せます」
*法隆寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年〔747〕二月一一日(寧楽遺文)「合舎利伍粒 請坐金堂」
*長秋詠藻〔1178〕中「法成寺の花おもしろかりしかば、参りて金堂のまへの花の散るしたに佇みてよみける」
*源平盛衰記〔14C前〕一五・高倉宮出寺の事「南都を憑(たの)みて落ちさせ給ひけるが、先づ金堂(コンダウ)に御入堂ありて」
*浄瑠璃・曾根崎心中〔1703〕「金堂に講堂や万燈院にともす灯は」
 
②金箔(きんぱく)を押したり、または、金銀をちりばめた殿堂。金色の堂。
*拾遺記‐一〇「金堂数百間、玉帝女居之」

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